ソリューション データ ライブラリ - Automate_Evolve - Automate_Studio_Manager - 20.3

Automate Evolve ユーザー ガイド

Product type
ソフトウェア
Portfolio
Integrate
Product family
Automate
Product
Automate > Automate Evolve
Version
20.3
Language
日本語
Product name
Automate Evolve
Title
Automate Evolve ユーザー ガイド
Topic type
概要
リファレンス
管理
First publish date
2018

ソリューション データ ライブラリは、ソリューションのトランジット データを保存し、あるソリューションから別のソリューションにデータを転送するために使用されます。

例: Solution1 はソリューション データ ライブラリのデータを更新し、Solution2 はフォームまたはワークフロー内で同じデータを使用します。ここで、Solution1 と Solution2 には、親子関係か、2 つの独立したソリューションかのいずれかを付与できます。

ソリューション データ ライブラリのデータは、フォーム内から、データ接続を使用して、またはソリューション設計プロセス中にソリューション開発者により表示できます。Evolve サイトには、ソリューション データ ライブラリのデータを表示するためのユーザー インターフェイスはありません。

ソリューション開発者は次を実行できます。

  • ソリューション データ ライブラリの作成
  • ソリューション データ ライブラリの編集
  • ソリューション データ ライブラリの削除
  • ソリューション データ ライブラリが使用されている場所の確認
  • ソリューション データ ライブラリでのデータの表示
  • ソリューション データ ライブラリでのデータの追加とデータの更新
  • ソリューション データ ライブラリのインポートとエクスポート
注:

ソリューション データ ライブラリに計算された列があり、その列がフォーム フィールドにマップされている場合、フォーム フィールドは読み取り専用に指定する必要があります。計算ソリューション フィールドにマップされるフォーム フィールド値を追加した場合、フォーム フィールド値はすべてのフィールドで更新されるとは限りません

数字で始まるフィールドは追加できません。

文字列型フィールドがソリューション データ ライブラリに追加される場合、既存のレコードには、この新しく追加されたフィールドの Null (ゼロ) 値が含まれます。したがって、ソリューション データ ライブラリで空の文字列をフィルターするときは、誤った結果を回避するために、Null (ゼロ) と空の値の両方を選択します。これには、式 COALESCE([Column_Name],'') ='' を使用します

ソリューション データ ライブラリの作成

ソリューション データ ライブラリを作成するには、

  1. ユーザー アプリを開きます。
  2. [ソリューション] ページに移動します。
  3. ソリューションを選択し、[ソリューションの編集] をクリックします。これにより、ソリューション デザイナー / コンポーザーが開きます。
  4. コンポーザーで、[ソリューション] タブに移動します。
  5. [ソリューション データ] をクリックして、[ソリューション データ ライブラリ] ウィンドウを開きます。
  6. スコープ (グローバルまたはローカル/アプリ名) を選択します。
    注:

    グローバル レベルソリューション データ ライブラリが作成されている場合は、現在の Evolve 環境にあるすべてのアプリのソリューションで表示されます。アプリ レベルで作成されている場合は、現在のアプリにあるソリューションのみで表示されます(「現在のアプリ」とは、現在使用しているアプリです。)

  7. [作成] をクリックし、次の詳細を入力します。

    • [名前] – ソリューション データ ライブラリの名前
    • [説明] – 目的を含むソリューション データ ライブラリの簡単な説明
    • ソリューション データ ライブラリ内にフィールドを作成するには、次のプロパティを指定します。

      • フィールド名 – フィールドの名前
      • フィールド タイプ – フィールドのデータ型
      • 計算列である – フィールドが計算列である場合に選択
      • 数式 – 計算列の数式。[計算列である] プロパティが選択されている場合にのみ適用
      注: Excel で機能する数式は、ソリューション データ ライブラリでも機能します。
    • [フィールドの追加] をクリックし、フィールドを作成します。複数のフィールドを作成でき、作成されたすべてのフィールドがソリューション データ ライブラリに追加されます。
    • 必要なフィールドすべてを作成したら、[OK] をクリックし、ソリューション データ ライブラリを作成します。
  8. 追加のソリューション データ ライブラリを作成する場合は、再度 [作成] をクリックし、ステップ 4 を繰り返します。

計算列

計算列を作成する場合は、角括弧を使用し、(SpreadsheetGear または Excel で一般的な) 演算子「等しい」の使用を避けます。これらの指示に従わないと数式は機能せず、検証によって正しい数式が示されます。

1. 例: 有効な式Concatenate([field1],[field2]) ​ SUM([field1],[field2])​ Concatenate([field1],"-",[field2])​

2. 例: バリデーションが成功を示しているが、計算が機能しない数式=Concatenate([field1],[field2]) ​ Concatenate(field1,field2)​ =SUM([field1],[field2]) ​ SUM(field1,field2)​ SUM([field1]:[field2]) - でランダムな結果が出る可能性があります​

3. 例: バリデーションの結果もエラーとなる無効な数式SUM(field1,field2) - field1 と field2 はソリューション セットの有効なフィールドではありません​ SUME(field1,field2) - SUME は有効な Excel 式ではありません

ソリューション データ ライブラリの編集

ソリューション データ ライブラリを編集するには、

  1. ユーザー アプリを開きます。
  2. [ソリューション] ページに移動します。
  3. ソリューションを選択し、[ソリューションの編集] をクリックします。これにより、ソリューション デザイナー / コンポーザーが開きます。
  4. コンポーザーで、[ソリューション] タブに移動します。
  5. [ソリューション データ] をクリックして、[ソリューション データ ライブラリ] ウィンドウを開きます。
  6. 編集するソリューション データ ライブラリのスコープ (グローバルまたはローカル/アプリ名) を選択します。これにより、下の表にあるスコープのソリューション データ ライブラリが読み込まれます。
  7. [ソリューション データ ライブラリ] を選択し、[編集] をクリックします。
  8. ソリューション データ ライブラリの編集では、次を実行できます。

    • 説明の変更
    • 既存のフィールドの削除
    • 新しいフィールドの追加
    注: ソリューション データ ライブラリの名前を変更したり、ソリューション データ ライブラリの既存のフィールドを編集したりすることはできません。これらを変更すると、ソリューション データ ライブラリが使用されていた既存のソリューションに影響します。
  9. 変更を加えて、[更新] をクリックします。これでソリューション データ ライブラリが更新されます。
  10. さらにソリューション データ ライブラリを編集する必要がある場合は、ステップ 4 から 6 を再度実行します。

ソリューション データ ライブラリの削除

ソリューション データ ライブラリを削除するには、

  1. ユーザー アプリを開きます。
  2. [ソリューション] ページに移動します。
  3. ソリューションを選択し、[ソリューションの編集] をクリックします。これにより、ソリューション デザイナー / コンポーザーが開きます。
  4. コンポーザーで、[ソリューション] タブに移動します。
  5. [ソリューション データ] をクリックして、[ソリューション データ ライブラリ] ウィンドウを開きます。
  6. 削除するソリューション データ ライブラリのスコープ (グローバルまたはローカル/アプリ名) を選択します。これにより、下の表にあるスコープのソリューション データ ライブラリが読み込まれます。
  7. [ソリューション データ ライブラリ] を選択し、[削除] ボタンをクリックします。
注:

[削除] ボタンは、削除するソリューション データ ライブラリが他の場所で使用されていない場合にのみ有効になります。

ソリューション データ ライブラリが使用されている場所の確認

ソリューション データ ライブラリが使用されている場所を確認するには、

  1. ユーザー アプリを開きます。
  2. [ソリューション] ページに移動します。
  3. ソリューションを選択し、[ソリューションの編集] をクリックします。これにより、ソリューション デザイナー / コンポーザーが開きます。
  4. コンポーザーで、[ソリューション] タブに移動します。
  5. [ソリューション データ] をクリックして、[ソリューション データ ライブラリ] ウィンドウを開きます。
  6. 使用状況を確認するソリューション データ ライブラリのスコープ (グローバルまたはローカル/アプリ名) を選択します。これにより、下の表にあるスコープのソリューション データ ライブラリが読み込まれます。
  7. [ソリューション データ ライブラリ] を選択し、[使用場所] をクリックします。
  8. [使用場所] ウィンドウには、ソリューション データ ライブラリの使用に関する情報が含まれています。
注:

[使用場所 ] ボタンは、確認しているソリューション データ ライブラリが 1 つ以上のソリューションで使用されている場合にのみ有効になります。

ソリューション データ ライブラリでのデータの表示

ソリューション データ ライブラリのデータを確認するには、

  1. ユーザー アプリを開きます。
  2. [ソリューション] ページに移動します。
  3. ソリューションを選択し、[ソリューションの編集] をクリックします。これにより、ソリューション デザイナー / コンポーザーが開きます。
  4. コンポーザーで、[ソリューション] タブに移動します。
  5. [ソリューション データ] をクリックして、[ソリューション データ ライブラリ] ウィンドウを開きます。
  6. データを表示するソリューション データ ライブラリのスコープ (グローバルまたはローカル/アプリ名) を選択します。これにより、下の表にあるスコープのソリューション データ ライブラリが読み込まれます。
  7. [ソリューション データ ライブラリ] を選択し、[データの表示] をクリックします。
  8. ソリューション データ ライブラリのデータは表形式で表示されます。
注:

ソリューション データ ライブラリにデータがない場合は、「データ セットにデータがありません」というメッセージが表示されます。

ソリューション データ ライブラリでのデータの追加とデータの更新

ソリューション データ ライブラリでデータを追加し、データを更新するには、次のプラグインを使用します。

注:

[フォーム フィールド] からソリューション データ ライブラリに値を追加するには、最初にフォーム フィールドをソリューション フィールドに昇格させる必要があります。詳細については、「ソリューション フィールド」を参照してください。

ソリューション データ ライブラリのソリューション フィールドと列の名前が同じである場合、ソリューション フィールドはソリューション データ ライブラリに自動的にマッピングされます。

ソリューション データ ライブラリのインポートとエクスポート

ソリューション開発者は、ソリューション データ ライブラリ (データおよびスキーマ) をインポートおよびエクスポートできます。