Winshuttle Function Module (WFM) が SAP システムにインストールされている場合、バッチ入力モード、コントロールありの非バッチモード、または コントロールなしの非バッチモードで記録される一部の t-コードのトランザクションに、ドキュメントを添付できます。サポートされている t-コードとそれらに使用する記録モードのリスト、およびサポートされている添付ファイル タイプのリストについては、以下を参照してください。
WFM が SAP システムにインストールされていない場合、ドキュメントは GUI スクリプトモードで記録された Transaction スクリプトにのみ添付でき、BDS 添付タイプのみが使用可能です。
ドキュメントの添付
- [マップ] タブの [添付ファイル行の追加] をクリックします。
- 使用する方法を選択します。Studio 20.3 は、ドキュメントを添付する 3 つの方法をサポートしています。
- GOS: メイン テーブルが大きな添付ファイルの影響を受けないように、ビジネス ドキュメントをアーカイブ テーブルに保存します。
- DMS: SAP DMSを使用すると、電子ドキュメント、CAD モデルと図面、MS-Office ファイル、スキャンした画像、マルチメディア ファイル、および安全な環境で保存および制御する必要のあるその他の電子ファイルのキャプチャと管理が可能になります。
- BDS: 添付ファイルを作成します。この添付オプションは、以前のバージョンの Transaction で提供されていました。注:
WFM が SAP システムにインストールされていない場合は、BDS 方式のみを使用できます。
外部ドキュメントの作成 (URL) には 、Studio の Direct 経由で WFM の “/WINSHTLQ/DOC_GOS_ATTACH_URL“ を使用します。
- フィールドをデータ ファイルにマップします。
- ファイル エクスプローラーを開き、添付するドキュメントを見つけます。
- ファイル パスとファイル名をコピーします。
- Studio で、[実行] タブをクリックします。
- [場所] フィールドにファイルのパスと名前を貼り付けます。
スクリプトの If 条件 内で添付ファイルの場所が定義されている場合は、ドキュメントの添付ファイルに [現在のファイルを添付] を使用できます。データ ファイルの [添付ファイルの場所] 列に <Use Current File> タグを定義することにより、現在のファイルを添付ファイルとして添付することもできます。
サポートされている t-コード
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南
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新しい t-コードを Winshuttle Function Module に組み込むための機能拡張をリクエストするには、サポートにお問い合わせください。
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KS01 は作成トランザクション コードです。Winshuttle Studio は、バージョン 12.1 以降の「作成」トランザクションの添付をサポートしていますが、制限された機能です。これには、トランザクション コード KS01 は含まれません。
ドキュメント タイプ
- TIFF
- JPEG
- PNG
- DOC(X)
- XLS(X)
- TXT
他のドキュメント タイプを追加する
添付できるドキュメントの種類をカスタマイズできます。
- ShuttleRule.xml ファイルを開きます (C:\Program Files\Winshuttle\Studio または C:\Program Files (x86)\Winshuttle\Studio の中)。
- 追加するドキュメント タイプの MIME タイプを入力します。
たとえば、.mht ファイルを追加するには、次のように入力します。
<TypeEntry MimeType="message/rfc822">
<Extension>MHT</Extension>
<Extension>MHTML</Extension>
</TypeEntry>
スクリプトの If 条件 内で添付ファイルの場所が定義されている場合は、ドキュメントの添付ファイルを [現在のファイルを添付] で確認できます。
ファイルの最大サイズ
デフォルトの最大ファイルサイズは 30MB に設定されています。
Web サービスの添付ファイルについてテストされた最大ファイルサイズは 20MB です。
[Studio のオプション] ボックスで最大ファイルサイズを変更できます。
- [ファイル] をクリックして、[オプション] をクリックします。
- [SAP 設定] タブをクリックします。
- [詳細設定] の [ドキュメント添付の制限 (MB)] ボックスに、添付ドキュメントの最大サイズを入力します。
ドキュメント添付のシナリオ
SAP の販売注文および品目処理には、多くの場合、データのアップロードとともにサポート ドキュメントを添付およびアップロードする機能が含まれています。トランザクションによっては、次の種類のドキュメントを添付してアップロードすることがあります。
- 人事 (PA30): ソーシャル セキュリティ/国民保険書類、居住または市民権の証明、労働許可、パスポート スキャン、顔写真、トレーニング証明書
- 販売注文: FAX 注文、PDF ファイル、請求書、PO、購買依頼
- 品目マスタ: 図面
- BOM: 図面
- 得意先: 信用照会、登録証明書
- 仕入先: 信用照会、登録証明書
現在のドキュメントを添付して、チェーン内の次のスクリプトに使用することもできます。たとえば、FB50 スクリプトを実行してドキュメント番号を返し、そのドキュメント番号を、データ ファイルを添付ファイルとして FB03 スクリプトにリンクし、FB03 がドキュメント番号を使用して添付ファイルを返し、そのデータ ファイルに対してログを実行できるようにすることができます。
これは、データ ファイル タイプの XML フォームを使用するスクリプトでは使用できません。
- 最初のスクリプトを記録してマッピングします。
- 2 番目のスクリプトを記録し、最初のスクリプトに使用したデータ ファイルにマップします。
- [添付ファイル行の追加] をクリックし、 [現在のファイルを使用] をクリックします。
- 2 番目のスクリプトを保存して閉じます。
- 最初のスクリプトで、[実行] タブをクリックし、[チェーン スクリプト] をクリックします。
- 2 番目のスクリプトをチェーンに追加します。
- 最初のスクリプトを実行します。Studio は 2 番目のスクリプトを自動的に実行します。注:
2 番目のスクリプトの実行ログは、SAP ドキュメントに添付されている Excel ファイルでは使用できません。
SAP にアップロードするサポート ドキュメントを添付する
サポート ドキュメントを SAP にアップロードするために、ソリューション開発者と実行者は、データ ファイルに [サポート ドキュメント] タグを定義してから、ソリューションを実行することもできます。
- Transaction スクリプトを開きます。
- [添付ファイルの追加] をクリックします。
- 任意の添付ファイルモードを選択し、[OK] をクリックします。
- 列を Excel データ セットにマップします。
- 選択した 1 つまたは複数の行の [サポート ファイル] タグを [添付ファイルの場所] 列に追加します。注:
サポート ファイルには <Supporting Doc> タグを使用してください。タグに 2 回記述して同じ添付ファイルをアップロードしようとした場合 (例: <A.xlsx,A.xlsx>)、1 回の Transaction 実行で SAP にアップロードされるのはそのコピーの 1 つだけです。
- ソリューションを送信し、スクリプト承認プロセスに従います。
- アドインからデータ テンプレートを開きます。注: 実行者は、[添付ファイルの場所] 列で選択した行のサポート ドキュメント タグを定義することもできます。
- データ ファイルを送信します (これにはサポート ファイルタグが含まれます)。
- [サポート ドキュメント] タブで、サポート ドキュメントを追加します。これらのドキュメントは圧縮できることに注意してください
- [次へ] をクリックして、データ ファイルを送信します。
- [データ レビュー] タスクを承認します。
- タスクを実行します。このデータ ファイルに添付されているすべてのサポート ドキュメントは、SAP にアップロードされます。
データ ファイルの [添付ファイルの場所] 列に <Use Current File> タグを定義することにより、現在のファイルを添付ファイルとしてデータ ファイルに添付することもできます。<Use Current File> および <Supporting Doc> タグはどちらも、手動および 自動実行で機能します。各レコードにはタグが 1 つだけ含まれている必要があり、このタグは <Use Current File> または <Supporting Doc> のどちらかである必要があります。